ABOUT TAMEGROUTE
モロッコの南部、砂漠にほど近い街タムグルートの窯で作られた陶器。
タムグルートの街にはレストランが1軒しかないほどの田舎ですが、
フェズ、サフィに並ぶモロッコで3つある代表的な陶器の盛んな地域の一つでもあります。
ここでは400年前から変わらず、同じスタイルでお皿が作られています。
原材料には、オアシスにある椰子の木の根元にある土を使います。
同じ釉薬を使っても、その土でしかあの色は出ないと言われています。
蹴ろくろを使うのですが、そのろくろを回す姿は胸の下くらいまで体が地中に埋まった状態であり、
見慣れない不思議な制作風景がみられます。
見る角度や光の入り方で違った表情を見せるので、千の顔を持つ陶器、
という別名があります。